TOP > 症例集 > 手、足の症状 > 股関節と腰の痛みで床に座れない...(橿原市 40代男性)
三ヶ月ぐらい前から股関節と腰に違和感が出始めて、あぐらで座るときに股関節が上手く開かなくなり、そのまましていると腰が痛くて座っている事が出来ない。椅子に座るのは普通にできるが、床に座ることが出来ない。
<初回の状態>
あぐらをしてもらうと、膝が浮いて座れず、腰痛が出る、足を伸ばして座っても腰痛ですぐに出来なくなる。しゃがむとお尻が踵に着かず、後ろに倒れそうになる。全身の緊張感が強く、力を抜くことが出来ない。上向きで寝た状態で、股関節は45度ぐらいしか両方とも開かず、最後のところで鈍痛が出る。骨盤を捻ると腰痛が出て、腕の動きも両側ともに上げるときに制限がある。
<施術の経過>
体の緊張が強く呼吸も浅いので腹部と横隔膜の緊張を最初に調整をする。呼吸がしやすくなり、股関節の動きと腰痛が少し改善する。下半身の調整と肩と腕の調整をしてあぐらをしてもらうと、大分股関節が開けるようになって座っていても腰が突っ張るくらいになる。しゃがむとお尻が踵に着くが、まだ後ろに倒れそうな感じは残る。
<二回目は三日後>
あぐらをすると腰に突っ張り感は出るが長く座れる様になる。あぐらをした後に立ち上がるとき、股関節に違和感が少し出るが、歩いているとすぐになくなる。腹部と横隔膜の緊張と下半身を調整して、背骨のバランスを調整する。ふくらはぎと太ももの筋肉のバランスを少し調整してから、あぐらをしてもらう。ほとんど違和感もなく座れ、腰痛もない、しゃがむのも後ろに倒れる感じもなく出来る。今回で症状がなくなったので施術を終わりました。
<メモ>
股関節の動き自体に問題があると言うより、体全身の緊張感が強く、力が入りすぎて色々な関節に動きの制限が出ていました。仕事が半年ぐらい前から忙しく、休みも余り取れていなかったとの事で、体を緩めることが出来なくなって症状が出たと考えられます。
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