TOP > 症例集 > 野球肘、腕に力が入らず投げると痛む...(橋本市 50代男性)
<初回の状態>
4ヶ月前にソフトボールの試合中にボールを投げた時に右の肩と肘周辺の痛みが走る。しばらくは時々、投げるときに右肩と肘の軽い痛みと握力の低下を感じるが、練習や試合で使うごとに握力の低下や肩肘の痛みが強くなって来た。
右手の握力はボールを握るのがやっとぐらいで、右腕を上に挙げるときに肩の痛みが出て、ボールを上から投げるときの動きでは肩から肘、前腕にかけて痛みがある。ピッチャーなので下から投げる回数が多く、その動作が一番肩、腕、肘に痛みが強い。体の重心は右足重心になっていて、体も右前に傾き、体の回転も左には上手く出来ない状態。
<施術の経過>
最初に右足重心の為、投げるときに左足に重心をシフトして使えていないので、左足の軸の調整と骨盤の傾きを調整する。
右腕と肩が前に突き出て、右肩関節が不安定になっているので、肩関節、横隔膜と腰椎の調整をして、肘と手首の関節のバランスと筋肉の調整をする。
腕を上げるときに痛みはほぼなくなる。上、下投げともに肩の痛みはなくなるが、肘から前腕の痛みは残る。握力は左の半分ぐらいは入るようになる。炎症を悪化させないように、一週間、練習と痛みが出る動作を避けてもらう。
<二回目は一週間後>
重心バランスはやや右足に傾いている。体の回転は左が少しやりづらい。握力は左の半分程度で、腕を上げるときに痛みは出ない。ボールを投げる動きでは、上、下投げともに肘から前腕に痛みが出る。特に下投げの痛みが強い。
施術は、左重心軸、骨盤の傾き、肩関節の調整と肘と前腕を調整して、全体の筋反射バランスと水平感覚調整をしました。症状は、握力が左手の比べると完全ではないですが、投げるときに痛みは出なくなったので、痛みが残らない範囲で、軽めの練習から初めてもらい経過を観察する事にしました。
二週間後に肩から肘に掛けて少し違和感が出たので来院されましたが、握力はほぼ正常にも戻っていて、違和感が今回出るまで、症状は安定していたとの事でした。
<メモ>
体の重心軸が右側にかなり偏っていました。痛みが出る前から、投げるときのバランスがおかしい事には本人も感じておられたので、その状態でソフトボールをされていたので、痛められたと思われます。
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