奈良御所市整体/カイロプラクティック｜米田療法院の腰、背中、腹部の症例集⑩です。右腕から背中の痛み。

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2ヶ月前からの右腕から背中の痛み...（御所市　30代男性）

2ヶ月前に草刈機を使って一日中草刈をする。次の日から背中の突っ張り感と足からお尻の筋肉痛のような感じが出る。しばらくすると、足とお尻の筋肉痛はなくなったが、背中は突っ張り感に動かすと痛みを伴う様になってくる。時間がたてば改善すると思いシップ薬で様子を見ていた。しかし、時間がたつごとに背中の痛みが強まり、二週間ほど前から右腕の痛みとだるさも加わる。最近では腕のだるさと痛みで、夜も寝られなくなってきたので来院される。

＜施術の経過＞

＜初回＞
前屈や体を回すと背中に痛みと突っ張り、右側が強い。右腕のだる痛さは常にあるが、うつ伏せで寝てもらうと比較的楽で背中も痛くない。
問診で、以前からの、頻尿（トイレが近い）、冷え症、胃腸の弱さを書かれていた。これに関係している検査から施術を行う。まず、うつ伏せの状態で、お尻の筋肉と足の後ろの筋肉を調べると、弱い筋肉が多い。膀胱、前立腺、大腸に関係する筋肉がかなりダウンしている。このことから体を支える骨盤の周辺の筋肉が弱い状態で草刈をしたため、背中や腕に負担がかかったと考えられる。
弱っている筋肉を骨盤底のゆがみと腰の背骨、仙骨の調整をして修正する。座ってもらうと腕のダル痛さが軽減して、前屈しての背中の痛みが減る。座って肋骨と肩のバランスを取ると、上を向いて寝ても右腕のだるさはなくなり、突っ張り感が少しあるが、体が温かく感じてきたとのこと。

＜２回目＞
一週間後。施術後、夜寝るときのだる痛さはなく、寝られるようになる。体を動かすときの右側の背中の痛みはまだあり、体の冷えは変わらずある。体を回す時の背中の痛みが強い。右腕は前にあげると抜ける感じのだるさが出る。
前回同様、骨盤周りの弱っている筋肉を、骨盤と背骨を調整して修正する。内臓への施術で腸と胃の調和を取り、前立腺と膀胱も調整する。頭蓋骨調整で頭と背中の関係を調整する。体を回しての背中の痛みはかなり軽減。腕は上げても上がり難さは残るが抜ける感じはなくなる。体も温いとのこと。

＜３回目＞
一週間後に来院。夕方になると背中のだるさは出るが、動いても痛みはなく突っ張り感があるだけ、しかし、冷えと胃腸の調子はあまり変わらないとのこと。内臓の調整と関連する筋肉で弱っている筋肉を修正する。
座って貰った時かなり猫背気味だった姿勢が、背中が大分伸びてきた。下垂していた内臓が良い位置に戻って来ると姿勢も安定してくるので、しばらくは、内臓中心に施術をして行くことにして、施術を継続中。

＜施術メモ＞
この方は、内臓下垂がひどく、膀胱や前立腺も影響を受けていて、骨盤にかなり負担がかかり、骨盤周りの筋肉も下垂した内臓を支えるため、長期間にわたり緊張状態が続いていたので、筋力がダウンしていました。
その状態で普段しない作業を足場の悪い所で急にしたので、体を支えられずバランスを崩して背中の筋肉を痛めたと考えられます。
現在は、背中と腕の症状はなくなりましたが、元からの調子の悪い内臓の調整を継続して施術をしています。