奈良御所市整体/カイロプラクティック｜米田療法院の腰、背中、腹部の症例集⑪です。仕事で左背中を痛める。

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仕事中に左の背中を痛める...（葛城市　30代男性）

1ヵ月前に仕事で荷物の積み下ろしをしている時に左の背中を痛める。レントゲンでは肋骨などには異常がなく湿布薬を貰う。少しましになった時に仕事で再度痛め、呼吸をするのも辛くなり、左腕もしびれ動かしにくくなる。レントゲンをもう一度撮るが骨には異常がなく湿布薬と筋肉を緩める薬を処方されるが、痛み月続くので来院される。

＜初回の状態＞
深呼吸をすると左胸から背中に掛けて痛みが走る。体の曲げ伸ばしや廻旋運動でも同様に痛く、左腕を上げると腕がしびれる。首を左右に向くのも背中に痛みがあり、うつ伏せと左を上にする状態以外は寝るのも痛い。

＜施術の経過＞
背中と左腕肩甲骨の緊張がかなり強い。うつ伏せ寝で、肩甲骨の緩和操作をし、左上寝と座って、左手と肩、肋骨の動きを調整する。背中に痛みをかばうため、骨盤のゆがみも酷いが、あまりゆがみを取りすぎると背中に負担が来るので、軽めに調整。

二回目は三日後に来院。呼吸での痛みは大分らく、体も動かせる幅が大きくなる。左手は上げるとシビレと動きにくさはあるが、最初の半分ぐらいになっている。体のゆがみはまだあるが、前回より大分骨盤に負担がかかっていない。肩甲骨と肋骨、左腕の緩和操作、骨盤のゆがみを調整する。

三回目はその3日後。呼吸では痛みはなくなる。大分動きも楽で、左腕は軽い痺れはあるがかなり上げられる。体のゆがみもほとんどなく、肩甲骨と左腕、肋骨中心に調整し、体全体の重心バランスを調整すると、左腕のシビレと背中の突っ張りだけ残るだけになる。

四回目は一週間後に来院。左腕の少しのシビレと突っ張り以外の症状はなくなる。左腕と肩周りの調整をすると症状がなくなったので、今回で様子を見て貰う事にしました。

＜メモ＞
肋骨の筋肉を傷めたため、肩周辺の筋肉や関節が緊張して左腕にも症状が出ていました。上半身がバランスを崩したために、骨盤がゆがんでいましたが、上半身のバランスにあわせながら骨盤も調整しました。ゆがみがあるからといって、無利に調整するとかえって改善の妨げになる事があるので、全身の状態を見ながら調整することが大切になります。