奈良御所市整体/カイロプラクティック｜米田療法院の腰、背中、腹部の症例集⑦です。激しい症状のぎっくり腰。

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かなり激しい症状のぎっくり腰...（御所市　40代男性）

10日前に習い事の練習中に腰を痛める。家に帰ってから激しい痛みで動けなくなり、昨日からコルセットをして何かにつかまれば、激しい痛みを我慢して何とか立ち上がれるようになる。腕を支えられながら来院される。

＜初回の状態＞
姿勢を変えるのにかなりの激痛がある。立って歩くのはコルセットなしだと、太腿を両手で支えて何とか歩けるが、激しい痛みで立ち止まりながらしか歩けず、腰が砕けそうになる。コルセットをしても一歩一歩重心を移しながらしか歩けない。少しでもバランスが乱れると激しい痛みのために、しばらく動けない。

＜施術の経過＞
腰の中の方、特に右側が痛みが強い。炎症がかなり強いので、座ったまま15分間アイシングする。動作を変える時の痛みはあまり変わらないが、少し腰を落として座れるようになる。アイシングであまり痛みに変化がない、激しい症状、腰の中の方に痛みがあることから、仙腸関節の靭帯を損傷していると考えて施術を行う。座った状態で、体を支える筋肉を修正し、足にサポートをする。立ち上がる時は激痛があるが、コルセットをして歩いてもらうとゆっくりだが歩け、激痛はない。家で二時間後とのアイシングをお願いする。

二回目は二日後に来院。姿勢を変える時の痛みはまだ激しいが、立って歩くのはコルセットをしないでも、ゆっくり歩けるようになる。アイシングをしてから、座って足から下半身の筋肉の調整と、骨盤を安定させる。

三回目は三日後に来院。激しい痛みの程度はましになる。姿勢を変えるときは痛みが出るが大分歩けるようになる。座って調整をして、次に上を向いて寝てもらう。寝る時強い痛みがあるが、最初ほど激しくはない。下半身の筋肉と重心のバランスを調整する。起き上がる時は強く痛むが、座って立ち上がる時は痛みはかなり軽減していて、歩く時しっかりした感じがするといわれる。

四回目は一週間後。前回の施術翌日から仕事に行けるようになったとの事。大分痛みは軽減しているが朝起き上がる時や、地べたに座って立つのはまだ痛みが強い。体が支えられるように下半身の筋肉、骨盤を調整して重心バランスを安定させる。寝た状態から起き上がるのが大分楽になる。

五回目は4日後に来院。朝起き上がる時に痛みはまだ残るが大分動けるようになる。地べたから起き上る時は何かにつかまれば痛みはあまり出ない。骨盤を支える筋肉の修正と重心のバランスを調整する。

六回目は一週間後。朝の痛みも少しあるがすぐに治まる。立ち上がる時に痛みは殆どないが、ぐらつくような不安定感を感じる。骨盤の修正と下半身の筋肉を改善させると、不安な感じがなくなったので、今回で施術を終わりました。

＜メモ＞
体の表面に近い筋肉を傷めたぎっくり腰はアイシングの効果も高く早い回復を望めますが、体の深い部分の筋肉や靭帯を痛めた場合のぎっくり腰は回復までに時間がかかります。今回の場合は体を支えている骨盤の関節（仙腸関節）の靭帯を損傷していたと考えられ、傷ついた靭帯の回復を助けるために、下半身の筋肉を中心に調整をしました。靭帯が傷ついていた為に、通常のぎっくり腰より回復に時間がかかりました。