TOP > 症例集 > その他の症状 > 妊娠中の腰の痛みと腱鞘炎...(橿原市 30代女性)
妊娠約7ヶ月で最近元々ある腰痛が酷くなってきて、朝が特に辛い。1ヶ月ほど前から、両手首が痛く力が入らなくなる。病院では、両手首の腱鞘炎と言われ、子宮の位置も下がっていると言われている。
<初回の状態>
座るのも両手を着いて支えないと腰が辛い、支えるために手を突くと痛みが手首に走る。上向きに寝た状態でも突っ張るような痛みが腰にある。骨盤のゆがみ強いのと、内股の筋が弱っている。手首は握力が弱く握ると痛みがある。
<施術の経過>
骨盤底の筋肉と内股の筋肉が弱く、お腹が前に行くのを支えるために上半身、特に肩で踏ん張っている状態。肩のコリも最近辛くなっているとの事。骨盤と足の調整をし、下半身の循環を促すようにする。肩の緊張も下半身の調整で少し緩む、座ってもらうと、手で支えなくても座れて、お腹が上がった感じがすると言われる。手首はまだ痛いが握力も少し入るようになる。
肩のコリと緊張はまだあるが、そこでお腹を支えて体のバランスを取っている状態なのを説明して、緩めないで初回を終わる。
二回目は5日後に来院。朝はまだ辛いが、腰は痛みがあるが、座ったり立ったり出来る時間がながくなって、お腹も張る回数が少なくなったとの事。手首の痛みも少しまし。骨盤底と内股の筋肉を足と骨盤から調整する。前回よりも姿勢のバランスが取れているので、肩の緊張と手首も調整する。
三回目、一週間後に来院。朝はまだ残るが、座るのと立っているのが大分楽との事。手首も下に着くと痛いが、力が入るようになっている。下半身と肩、手首の調整を中心に全体のバランスを調整する。出産まで定期的に調整されるとの事で、施術を継続中です。
<メモ>
元々慢性の腰痛があって、ぎっくり腰にも何度かなっていた。おそらく妊娠前から体を支える下半身の筋肉が弱っていたと思われます。その状態でお腹が大きくなり、下半身が不安定なので支えきれないで、上半身で踏ん張っているようになっていました。ホルモンの分泌で靭帯も緩んでくる時期にもなってきて、より体を支えるのが大変になったと思われます。
手首の腱鞘炎は妊娠中に良くなる症状の一つで、一般にはホルモンの分泌で関節の靭帯が緩むのと、お腹が大きくなり体を起こす時に手首を着くため起こると考えられています。当院ではそれに加えて、下半身が不安定で、体のバランスを取る為に、上半身、特に肩周辺が緊張するので、腕への循環が悪くなり、手首が浮腫み、浮腫むと関節が不安定になるので、その状態で手首に負担がかかるために起こると考えます。
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