TOP > 症例集 > 交通事故後の肩こりと後頭部から背中の痛み...(橿原市 60代女性)
10日ほど前に助手席に乗っていて車同士の接触事故にあう。次の日から普段より強い肩こりを感じ出して、そこから広がるように左の後頭部と背中の肩甲骨周辺に痛みが出るようになる。後頭部と背中の痛みは寝ていたり座っていると強く感じ、動いているとあまり感じないが、肩は常にこった感じの重さが両肩にある。
<初回の状態>
左肩が下がり頭部が右に傾く、骨盤が右に傾き後方に回転している。両肩の筋肉の緊張と横隔膜、腹部の強い張り感がある。左肩甲骨の動きの制限と左後頭部の緊張と左頭部の血液循環の低下がある。上向きに寝た状態で頭う持ち上げるときに重さと左の肩甲骨への突っ張る痛みが出る。重心軸は右後方にかたむいている。脊椎は上部胸椎と下部腰椎のバランスが悪く、脊椎の中心軸が頭部の中心に通っていない。
<施術の経過>
施術は、骨盤と下部腰椎、上部胸椎を調整して脊椎の中心軸を安定させてから、右後方に傾いた重心軸を左足から安定させる。腹部の強い緊張は横隔膜と右腕から調整し、骨盤と肩甲骨も調整する。左後頭部の緊張と循環には頭蓋骨調整をおこなう。
施術後、肩こりはと背中の痛みは感じなくなる。重心バランスは安定し、左肩の位置と骨盤のバランスは安定する。頭はやや右に倒れ気味で、左頭部のに重さが残る。
<二回目は三日後>
肩こりは前回の施術後から感じなくなる。左背中は突っ張るような感じと左後頭部の重さがあり、寝た状態から起き上がるときと、座っているときに特に症状を強く感じる。
重心軸はやや右に傾き左肩が少し下がっている。骨盤の傾きは安定していて、上部胸椎のゆがみと右に頭が少し傾き、左頭部の循環がやや悪い。横隔膜は少し緊張がのこる。
施術は、横隔膜の緊張と重心バランスの調整後、頭蓋骨調整で頭部の循環を安定させてから、上部胸椎のゆがみを調整して脊椎の軸を安定させる。施術後は症状を感じなくなったので、一度様子を見てもらうことにしました。
<メモ>
小さな事故でも衝突時には、呼吸を止めて体を強く緊張させます。ほとんどの場合、横隔膜は事故時には緊張をおこします。首も必ず瞬間的に振られてしまうので、首の付け根や頭の付け根の後頭部などに問題がおこりやすくなります。横隔膜の緊張した状態が続くと腹圧が上がり腹部も緊張します。横隔膜の緊張は肋間筋などの緊張もからんで慢性化することがあり、呼吸が浅く腹部の緊張が強い人で、過去に事故や転倒などの不意の衝撃を体に感じた事がある方は横隔膜の緊張があると思われます。
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